資格☆検定 雑記帳

趣味と将来の実益のために資格・検定試験の合格を目指す男の雑記帳兼備忘録

令和3年度第二種冷凍機械保安管理技術試験振り返り①

先日受けた第二種冷凍機械責任者試験は不合格濃厚なため今日から来年の冷凍機械責任者試験に向けてまずは今年の問題を振り返っていきます。

保安管理技術
問1 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の運転および保守管理について正しいものはどれか。

イ.圧縮機を手動で操作して停止させる場合、受液器液出口弁を閉じてしばらく運転し、受液器に冷媒液を回収する必要がある。これは、液封の防止などのために必要な措置である。

ロ.往復圧縮機の吐出し弁に漏れがあると、吸込み工程で高圧側のガスの一部がシリンダ内に逆流する。このため、漏れのない場合と比較して、冷凍装置の冷凍能力、成績係数、圧縮機の吐出しガス温度および吐出しガス量がそれぞれ低下する
→吐き出しガス温度はあまり大きく上昇することはない。(上級 冷凍受験テキスト P197、198)

ハ.フルオロカーボンを冷媒とする往復圧縮機では、始動時にオイルフォーミングなどを引き起こすことがある。これを防止するため、圧縮機運転前に油温を周囲温度より高く上げる必要がある。アンモニアを冷媒としている場合は、一般に、圧縮機運転前に油温を高める必要はない。
→冷凍機油(鉱油)に溶解しにくいアンモニアを冷媒としている場合にも、油温が低いとアンモニアがクランクケースや油分離器の油だめで凝縮し、不具合を起こすことがあるので、圧縮機運転開始前には油ヒーターで必ず油温を周囲温度よりも高く上げておく。(上級 冷凍受験テキスト P199)

ニ.圧縮機内における圧縮が断熱変化であり、吐出しガスと吸込み蒸気の絶対圧力の比および断熱指数が一定であると仮定すると、吸込み蒸気絶対温度が10%上昇すれば、計算上、吐出しガス絶対温度は10 %上昇する。

⑴ イ、ハ ⑵ イ、ニ ⑶ ロ、ハ ⑷ ロ、ニ ⑸ ハ、ニ
正解 ⑵ イ、ニ